暦と歳時記
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12月の和名は「師走(しわす)」です。「師」とは、先生や人の手本となる人、お坊さんのことをいいます。12月は1年の終わりの時期であるとともに、お正月を迎えるための準備なども始まるため、先生やお坊さんが忙しく走り回る季節です。
昔は25日~28日ごろに各家庭で餅つきをしていました。正月用の餅をつく習わしは本来は神聖な行事で、餅をつく臼や米を蒸すせいろには、しめ縄を張り、臼の下には塩で清めた藁を敷していました。29日(苦餅)と31日(一夜餅)は縁起が良くないと言われています。