小満(しょうまん)は、陽気が良くなり、様々な生き物がしだいに成長して生気があふれる季節です。麦畑が黄緑色に色付くので、小満の日を「麦生日」(ばくしょうび)ともいいます。この頃から本州が梅雨入りになる年もあります。
小満はいつ?
今年(2022年)の小満は「5月21日」です。
日付 | 二十四節気 | 節月 |
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2023年5月21日(日) |
小満
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4月中 |
2022年5月21日(土) |
小満
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4月中 |
2021年5月21日(金) |
小満
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4月中 |
小満の候
小満の候(しょうまんのこう)は、小満の日から芒種(ぼうしゅ)の前日までの期間をあらわします。候の字には季節の意味があり、手紙や挨拶で「小満の候」を使うときは、この期間に使います。
日付 | 二十四節気 |
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2023年5月21日-6月5日 |
小満の候
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2022年5月21日-6月5日 |
小満の候
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2021年5月21日-6月4日 |
小満の候
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小満と七十二候
1年を72の季節に分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、小満の日から次の節気までの期間は3つの季節に分けられます。
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
小満初候「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」は七十二候のひとつで、眠りからさめた蚕が、桑の葉をたくさん食べて育つ季節です。蚕がさなぎになるときに作るのが絹(シルク)です。
日付 | 七十二候 |
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2023年5月21日-5月25日 |
蚕起食桑
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2022年5月21日-5月25日 |
蚕起食桑
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2021年5月21日-5月25日 |
蚕起食桑
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紅花栄(べにばなさかう)
小満次候「紅花栄(べにばなさかう)」は七十二候のひとつで、サツキの赤い花が見ごろを迎える季節です。
紅花とは「七十二候鳥獣虫魚草木略解(1821年)」では、染料に使うベニバナのことと書かれていますが、実はベニバナの最盛期は7月頃です。この候の紅花とは赤い花の意味でサツキのことを指すと考えられます。
日付 | 七十二候 |
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2023年5月26日-5月31日 |
紅花栄
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2022年5月26日-5月30日 |
紅花栄
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2021年5月26日-5月30日 |
紅花栄
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麦秋至(むぎのときいたる)
小満末候「麦秋至(むぎのときいたる)」は七十二候のひとつで、麦が熟して収穫する季節です。麦畑が黄金色になるため「麦の秋」と呼ばれました。
日付 | 七十二候 |
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2023年6月1日-6月5日 |
麦秋至
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2022年5月31日-6月5日 |
麦秋至
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2021年5月31日-6月4日 |
麦秋至
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