啓蟄(けいちつ)は、土の中にいた虫たちが、春の気配を感じて地上に出てくる季節です。モンシロチョウや、冬眠していたカエルなどが出てくるのもこの頃です。「蟄」の字には虫が土の中にこもる、「啓」の字には戸を開くという意味があります。
啓蟄はいつ?
今年(2022年)の啓蟄は「3月5日」です。
日付 | 二十四節気 | 節月 |
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2023年3月6日(月) |
啓蟄
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2月節 |
2022年3月5日(土) |
啓蟄
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2月節 |
2021年3月5日(金) |
啓蟄
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2月節 |
啓蟄の候
啓蟄の候(けいちつのこう)は、啓蟄の日から春分(しゅんぶん)の前日までの期間をあらわします。候の字には季節の意味があり、手紙や挨拶で「啓蟄の候」を使うときは、この期間に使います。
日付 | 二十四節気 |
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2023年3月6日-3月20日 |
啓蟄の候
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2022年3月5日-3月20日 |
啓蟄の候
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2021年3月5日-3月19日 |
啓蟄の候
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啓蟄と七十二候
1年を72の季節に分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、啓蟄の日から次の節気までの期間は3つの季節に分けられます。
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
啓蟄初候「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」は七十二候のひとつで、土の中に冬ごもりしていた虫たちが、穴をあけて地上へ出てくる季節です。虫にかぎらず様々な生きものが活動を始めます。
日付 | 七十二候 |
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2023年3月6日-3月10日 |
蟄虫啓戸
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2022年3月5日-3月9日 |
蟄虫啓戸
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2021年3月5日-3月9日 |
蟄虫啓戸
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桃始笑(ももはじめてさく)
啓蟄次候「桃始笑(ももはじめてさく)」は七十二候のひとつで、桃のつぼみがほころび、花が咲き始める季節です。花が咲くことを昔は笑うといいました。
日付 | 七十二候 |
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2023年3月11日-3月15日 |
桃始笑
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2022年3月10日-3月14日 |
桃始笑
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2021年3月10日-3月14日 |
桃始笑
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菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
啓蟄末候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」は七十二候のひとつで、菜虫(青虫)が羽化しチョウチョになって飛び始める季節です。
日付 | 七十二候 |
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2023年3月16日-3月20日 |
菜虫化蝶
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2022年3月15日-3月20日 |
菜虫化蝶
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2021年3月15日-3月19日 |
菜虫化蝶
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