7歳の七五三 – 子供のお祝い
7歳の七五三は、女の子のこれまでの成長に感謝し、今後の健やかな成長を祈る行事です。
7歳の七五三早見表
2024年の7歳の七五三
子供のお祝い | 生まれ年 | 年齢 |
---|---|---|
7歳の七五三 | 2018年生まれ | 7歳 (数え年) |
※ 満年齢の7歳でお祝いすることもあります。
7歳の七五三の風習
由来
7歳の女の子のお祝いは「帯解き」の儀式がもとになっています。「帯解き」とは、7歳までは着物に付いている紐を結んでいましたが、その紐を外して本式の帯を締める儀式のことです。
日取り
江戸時代に11月15日と定まったようですが、その由来は諸説ありよく分かっていません。現在では、11月中の天気の良い日や、家族の集まりやすい日にあわせて、お祝いをする家庭も多いです。
参拝方法
七五三は、住んでいる地域の氏神様に子どもの成長を祈るものなので、近所の神社に参拝するのが良いでしょう。七五三の付き添いは両親だけでも、祖父母が一緒でもかまいません。お賽銭を入れて礼拝する場合と、祝詞奏上をお願いする方法がありますので事前に決めておきましょう。
千歳飴
千歳飴の由来は、江戸時代に浅草の飴屋が「千年飴」という名前で売り出したのが始まりです。
千歳飴が棒状になっているのは「長く伸びる」にちなんで子どもの長寿を願う気持ちが、紅白の色は成長の喜びを祝う気持ちが込められています。子どもの歳の数だけ袋に飴を入れます。
7歳の七五三の祝い着
鮮やかな振袖を着ます。着物や小物は、すべてセットになったものをレンタルすることもできます。
帯
丸帯や袋帯を締めます。しごき帯という、芯のない飾り帯を帯の下側に巻きます。帯締めは丸みのある帯締め(丸ぐけ)を使います。
ぽっくり
女の子用の下駄です。歩きにくければ草履をはいてもかまいません。
筥迫(はこせこ)
箱形の小物入れで、七五三の衣装の飾りとして使われます。
扇子(せんす)
房の付いた扇子を帯締めにはさみます。
髪の毛
結った髪を、かんざしや髪飾りでかざります。伸ばした髪で日本髪を結ってもとてもかわいらしいです。
7歳の七五三での日本髪
七五三では、日本髪でも桃割れといわれる形で結われることが多いです。日本髪を結いたい場合は事前の予約が必要な場合が多いです。着付けをしてもらうお店へ日本髪をすることができるか、事前に確認しましょう。
必要な髪の長さ
後ろ髪は胸のあたりまでの長さが必要です。前髪は長ければ上にあげられます。短い場合は目の上ぐらいの長さがあると良いでしょう。
日本髪に必要な髪飾り
- ちんころ
- かのこ
- さがり付きかんざし
- びらつきかんざし
- 花飾り
勝山かんざしをつける場合の必要な髪飾り
- ちんころ
- かのこ
- 勝山かんざしセット(セットで販売されていることが多い)
日本髪と新日本髪の違い
日本髪について調べると、新日本髪という言葉がでてきます。
日本髪は、お相撲さんのように鬢付け油などを使い何日も髪が崩れないようにしていましたが、油はシャンプーなどでは落としにくいため現実的ではありません。そこで、現代ではホットカーラーやスプレー、ワックスなどを使い日本髪を作っていきます。そのように作られた日本髪を新日本髪と呼んでいます。
当サイトでは、新日本髪のことも日本髪と記載しています。
七五三の両親と祖父母の服装
七五三は子どもが主役のお祝いなので、付き添う両親や祖父母の服装は子どもより目立たないことが大切です。お母さんは洋装であればスーツかワンピース、和装であれば訪問着や付け下げ、色無地などが一般的です。お父さんはブラックスーツやダークスーツがよいでしょう。祖父母は、両親の服装と格をそろえます。
七五三の記念写真
記念撮影をするタイミングは、神社にお参りをする前がよいでしょう。参拝後は、着物が着崩れたり子どもが疲れて機嫌が悪くなることがあります。写真館での記念撮影は、11月ごろは大変混み合いますので、1か月以上前から予約し、ゆとりをもった計画をたてましょう。
最近では夏に日焼けをすることを考えて、5月ごろに撮影のみ行う場合もあります。この時期であれば、撮影する人が少ないのでレンタルの衣装なども数多くの中から選ぶことができ、撮影スタジオも混みあわず、日取りも決めやすいです。
七五三のお食事会
3歳や5歳の七五三の時とは違い子どもも落ち着いてはきますが、下の子がいる場合などは長丁場になると疲れがでて機嫌が悪くなりますので、休憩時間もしっかりと確保できるように時間配分を考えましょう。
お祝いの食事会などを同日に催す場合は、着替えてから食事会を行うと子どもの負担が軽くなります。七五三のお祝いを楽しい会にするコツは、子どもの負担を軽くするために下準備をしっかりすることに尽きます。
七五三の初穂料
初穂料の相場
初穂料(はつほりょう)とは、神社にて祝詞奏上(のりとそうじょう)を行ってもらうときに奉納するお金のことです。一般的に初穂料は、5千円から1万円程度が相場とされています。初穂料に応じて、おもちゃや千歳飴などのお土産をいただけることもあります。神社によっては初穂料の金額が決められている場合もあります。ホームページに記載されていることもありますので、事前に確認しておくのがよいでしょう。
初穂料の表書きと包み方
初穂料は熨斗(のし)袋、もしくは白い封筒にお金を包みます。水引は、紅白の蝶結びのものを選びます。表書きは上段に「初穂料」もしくは「御初穂料」と記載し、下段には子どもの名前を記載するのが一般的です。額面は中袋表に記載し、住所と名前は中袋裏側左下に記載します。金額を書いたあとに「也」をつける必要はありません。
封筒を利用する場合も、表書きの記載方法は熨斗袋と同じです。
初穂料のお金の入れ方
熨斗袋で初穂料を包む場合、お札の表面を揃え、お札の肖像画が上になるように入れましょう。封筒の場合も同様にお札の表面を揃えて、肖像画が表面を向くようにしてから封筒に入れます。お札は新札でなくてもかまいませんが、なるべく綺麗なお札にしましょう。