バレンタインデー 2025年
バレンタインデーは、恋人や夫婦が愛を祝う「愛の日」として様々な国で知られています。キリスト教カトリックの「聖バレンタイン」に由来するお祝いです。
2025年のバレンタインデー
日付 | 年中行事 |
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2025年2月14日 | バレンタインデー |
バレンタインデーの由来
3世紀の古代ローマ皇帝のクラウディアス二世(在位268~270)は、若者たちが家族や恋人を残して戦争に出たがらないことに困り、若者が結婚するのを禁止しました。
インテラムナ(イタリア中部にある町、現在のテルニ)のキリスト教司祭であったバレンタイン司祭は、人間性に反するとして抵抗し、密かに結婚を取り計らいました。しかし、そのことが皇帝の怒りを買い、投獄されました。
バレンタイン司祭は、獄中でも看守たちに神の愛を語り続けました。ある看守に目の不自由な娘がおり、バレンタイン司祭が彼女のために祈ると、奇跡的に目が見えるようになったと言い伝えられています。
バレンタイン司祭は西暦269年2月14日に処刑されましたが、その前に「from your valentine (あなたのバレンタインより)」と署名した手紙を看守の娘に残したそうです。バレンタインの日にメッセージカードが一緒に添えられるのは、そのためです。それ以来、バレンタイン司祭はキリスト教カトリックの「愛の守護聖人」として敬愛されるようになり、次第に2月14日は「愛の日」として、ローマで広がっていきました。
14世紀ごろからは「バレンタインデー」として、恋人や夫婦にカードやプレゼントを渡す日となりました。
日本のバレンタインデー
日本では、戦後に来日した外国人によりバレンタインの習慣が持ち込まれましたが、実際に流行りだしたのは1970年代からです。製菓業界の宣伝により、女性が意中の男性にチョコレートを渡し愛の告白をする日というスタイルが確立されました。
最近では仲の良い友達に「友チョコ」や、仲の良い男性に「義理チョコ」を渡すことも一般的です。職場でも女性社員から、男性社員へ渡すことも多いです。
世界のバレンタインデー
アメリカ・西ヨーロッパ
恋人や夫婦で愛を確認し合う日です。花やケーキ、カードを男性から女性へ贈り、レストランなどへ行く場合の予約も男性が行います。義理チョコはありません。
北欧
バレンタインは、キリスト教のカトリックの文化ですので、キリスト教でもプロテスタントの人が多い北欧では、バレンタインデーは盛り上がりません。
2月14日は「All heart day(オールハートデー)というみんなで愛に感謝したり、感謝を伝えあう日とされています。お祝いの方法も、家族や恋人、友達と食事をしたりプレゼントを贈り合ったりと、決まったものはありません。
東欧
キリスト正教会の信者が多い、ロシアやギリシャなどではバレンタインデーはあまり認知されていませんでした。比較的新しいイベントとして、現在ではカードを交換したり、恋人同士がプレゼントを交換したりするイベントとなっています。
台湾・中国
台湾や中国では男性から女性にバラの花やチョコレートなどを贈る恋人もいますが、春節シーズンと重なっていることから盛り上がりには欠けます。
代わりに星伝説として知られている7月7日の「七夕の日」が恋人同士で一緒に過ごしたり、プロポーズをする日として知られています。