桃の節句(もものせっく) 2036年

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桃の節句は女の子の成長をお祝いする行事で、上巳の節句(じょうみのせっく)とも呼ばれます。上巳とは、もともとは3月最初の巳(み)の日のことを指しました。

2036年の桃の節句

日付五節句
2036年3月3日
桃の節句もものせっく
2036年3月30日
旧暦桃の節句

桃の節句(雛祭り)の由来

雛祭りは平安時代の貴族の女の子たちの人形遊び「雛遊び」と、自分の災厄を人形に移して川に流す「雛流し」の風習が結びついたものが起源とされています。江戸時代になると、現在のように雛人形を飾って女の子をお祝いするようになりました。

雛人形は、赤ちゃんの身代わりになって災厄を引き受けるとされているので、毎年飾るようにします。

桃の節句の行事食

ちらし寿司

ちらし寿司は桃の節句の定番料理です。甘辛く煮た干ししいたけや、にんじん、レンコンなどを酢飯に混ぜて、錦糸卵やエビ、三つ葉などを色鮮やかに散らします。

はまぐりの潮汁

はまぐりは対になっている貝がらでないと、ぴったりと合わないことから、夫婦円満の象徴とされてきました。女の子の将来の幸せな結婚を願いましょう。

ひなあられ

雛人形に、菱餅などと一緒に供える菓子です。

菱餅

インドの経典の「竜に襲われそうになった娘が菱の実で退治して救われた」というお話に由来しています。使われている三色のお餅は、赤が「魔除け」、白は「清浄」、緑は「邪気を払う」とされています。

草餅

ヨモギ入りのお餅であんこをくるんだものです。ヨモギは薬草で、邪気を払う効果があるとされています。

白酒

雛人形にお供えするお酒です。江戸後期からはじまったとされています。

雛人形を飾る時期

雛人形は2月初旬から飾ってもよいとされています。ただし、桃の節句の前日に飾るのは「一夜限り」といわれ、縁起が悪いのでやめましょう。

片づける時期は3月3日以降の乾燥した晴天の日になるべく早く行います。遅くまで飾っていると嫁入りが遅れると伝えられています。

雛人形の種類

雛人形には、七段飾りから親王飾りまで色々な大きさがあります。購入前に飾る場所の広さを測っておきましょう。

七段飾り

伝統的なお雛様の飾り方です。

一段目にお内裏様(天皇と皇后)、二段目に三人官女(宮廷に仕える女官)、三段目に五人囃子(能楽を奏でたり謡ったりする奏者)、四段目に随身(大臣)、五段目に仕丁(御所の御用がかり)、六段目と七段目に雛道具を飾ります。とても大きな雛飾りです。

親王飾り

男女一対の内裏雛のことです。

お内裏様を飾り、その後ろに屏風を置きます。左右両側にぼんぼり、中央に瓶子(へいし)を置き、右端に左近の桜、左端に右近の橘を飾ります。狭いスペースでも飾ることができるので近年人気があります。

五節句カレンダー

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