立春(りっしゅん)は、暦の上では春を迎える日で、厳しい寒さが徐々に和らぎ、春の気配を感じられるころとされています。雑節(八十八夜や二百十日など)の基準日にもなっています。また春一番は、立春以降にはじめて吹く南寄りの強い風のことをいいます。
旧暦では1月1日は立春の前後にやってきます。年賀状に「迎春」「初春」と書くのはその名残です。特に立春と旧暦の元旦が重なることを朔旦立春(さくたんりっしゅん)と呼び、特に縁起が良いとされています。
立春はいつ?
今年(2022年)の立春は「2月4日」です。
日付 | 二十四節気 | 節月 |
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2023年2月4日(土) |
立春
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1月節 |
2022年2月4日(金) |
立春
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1月節 |
2021年2月3日(水) |
立春
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1月節 |
立春の候
立春の候(りっしゅんのこう)は、立春の日から雨水(うすい)の前日までの期間をあらわします。候の字には季節の意味があり、手紙や挨拶で「立春の候」を使うときは、この期間に使います。
日付 | 二十四節気 |
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2023年2月4日-2月18日 |
立春の候
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2022年2月4日-2月18日 |
立春の候
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2021年2月3日-2月17日 |
立春の候
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立春と七十二候
1年を72の季節に分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、立春の日から次の節気までの期間は3つの季節に分けられます。
東風解凍(はるかぜこおりをとく)
立春初候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」は七十二候のひとつで、暖かい春風が吹きはじめ、川や湖の厚い氷を解かしはじめる季節です。七十二候は中国で考案されたため東風と書きますが、日本では春の風は南から吹いてきます。
日付 | 七十二候 |
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2023年2月4日-2月8日 |
東風解凍
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2022年2月4日-2月8日 |
東風解凍
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2021年2月3日-2月7日 |
東風解凍
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黄鶯睍睆(うぐいすなく)
立春次候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」は七十二候のひとつで、まだまだ寒さの厳しい日があるものの、山では春の到来を告げるウグイスがホーホケキョと美しい声を響かせる季節です。黄鶯はチョウセンウグイスのことを指しました。
日付 | 七十二候 |
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2023年2月9日-2月13日 |
黄鶯睍睆
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2022年2月9日-2月13日 |
黄鶯睍睆
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2021年2月8日-2月12日 |
黄鶯睍睆
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魚上氷(うおこおりをいずる)
立春末候「魚上氷(うおこおりをいずる)」は七十二候のひとつで、解けた氷の間から魚が跳ね上がり、春の兆しが一段と感じられる季節です。
日付 | 七十二候 |
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2023年2月14日-2月18日 |
魚上氷
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2022年2月14日-2月18日 |
魚上氷
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2021年2月13日-2月17日 |
魚上氷
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