成人式は、子どもから大人になるための儀式です。
成人式とは
成人を祝う儀礼は古くからあり、皇族や貴族の男の子の場合は髪を改めて冠をかぶる加冠の儀式が、武家社会の場合は元服が成人式にあたりました。また、女の子の成人式にあたる行事は「髪あげ」あるいは「裳着(裳という服をつけること)」といい、江戸時代には、女性は歯を黒く染めるお歯黒をすることで一人前とみとめられました。
現在のような各自治体で行う成人式は、1946年(昭和21年)埼玉県北足立郡蕨町(現:蕨市)で、第二次世界大戦の敗戦により虚脱の状態にあった青年達に明るい希望を持たせ励ますために行われた「青年祭」がルーツというのが定説です。
1948年(昭和23年)に「国民の祝日に関する法律」で「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます日」と制定されました。現在では、1月の第2月曜日が「成人の日」と決められています。
「成人の日」は子供が成長して大人になったお祝いの日ですので、自治体の記念式典に晴れ着を着て出席するだけではなく、家族揃ってお祝いの食事をするのもよい記念になります。神社やお寺で成人のお祝いのご祈祷をしてもらうのもよいでしょう。
成人式早見表
今年(2022年)の成人式は「2002年(平成14年)生まれ」の人です。満年齢で20歳です。