花まつり・灌仏会(かんぶつえ)/年中行事

花まつりは、4月8日に仏教の開祖であるお釈迦さまの誕生をお祝いする行事です。「灌仏会(かんぶつえ)」や「仏生会(ぶっしょうえ)」ともいわれます。

この頃は桜などの花が咲き始める季節なので、たくさんの花々にちなんで「花まつり」という名前が広まったと言われています。

花まつりの習わし

お花で飾られた花御堂(はなみどう)の中にいらっしゃるお釈迦さまに甘茶(あまちゃ)を優しくかけ拝みます。また甘茶で赤ちゃんの頭をなでると、元気で丈夫な子供に育つと言われています。そのことから花まつりでは甘茶がふるまわれて、参加した人々はそれをいただく習慣があります。

花御堂の中のお釈迦さまの像は、必ず右手で天を、左手で地を指しています。このポーズはお釈迦さまが誕生したときの形をそのまま表したものと言われています。

花まつりはいつ?

花まつりは「4月8日」です。

日付 年中行事
2023年4月8日(土)
花まつり
2022年4月8日(金)
花まつり
2021年4月8日(木)
花まつり

お釈迦さま誕生のお話

今から約2500年前、ヒマラヤ山脈のふもとにシャカ族という部族が住んでいました。その部族の王様のおきさき様はマーヤといいました。

ある晩のことマーヤ様は不思議な夢をみました。それは、鼻に白い蓮の花を持った白い象が空から降りてきて、右脇にスッと入る夢でした。すると、マーヤ様が赤ちゃんを身籠られました。

出産をひかえたマーヤ様はルンビニーという花園を散歩していました。そこは、色とりどりの花が咲きほこり、鳥たちはやさしい声で歌う素晴らしい場所でした。そこでたちどまり、梢に咲くアソカの花をとろうと右手を上げました。すると突然、右の脇が光り輝き、大勢の天女が舞い降りてきた次の瞬間、元気な王子様が生まれました。王子様の頭上には、龍のように清らかな水(甘露水、かんろすい)がそそがれ、誕生を祝したといわれています。

この時、生まれた王子様が後のお釈迦さまです。お釈迦さまは生まれてすぐに立ち上がって7歩歩き、右手で天を指し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」と言ったと言い伝えられています。

「天上天下唯我独尊」には、「すべての人は平等で、尊い使命を持って生まれてくる」という意味があります。